FACTRIO（ファクトリオ）とは

ファクトリオとは、工場（FACTORY）が生産者、工場事業者、消費者の3者（TRIO）にとって、「安全で安心できる食の提供場」となる意味を込めた上林建設の食品工場ブランド名です。
上林建設は現在までに数多くの食品関連施設の設計・施工に携わらせていただきました。食品を取り扱う施設は通常の施設の考え方では大変不十分であり、そこを怠ると大きな食品事故を招く要因となります。弊社は昨今までの食品事故の事例や、数多くのご相談を受けてきた経験を活かし、食品関連施設に特化したブランド「FACTRIO」を立ち上げ、皆さまへ安心・安全な食の場を提供するご提案をさせていただきます。食の多様性や食のグローバル化、国際標準に沿った食品衛生管理など、食や食品に求められるニーズは日々変化しています。食品工場といっても多種多様であり、ファクトリオは、食品工場では必須とされているHACCP対応は勿論のこと、自社設計施工によるオーダーメイド工場を計画し、完成後はアフターメンテナンスを行って食品工場をトータルでサポートしています。

ブランド名（ファクトリオ）への想い

“いのちを支える食”をつくり出す場の創造

私たちにとって欠かせない食を提供している食品工場はいのちを支える場でもあります。
そこには①生産者、②工場事業者、③消費者の信頼された関係性がなくてはなりません。
生産者の思いを汲み取り、消費者に喜んでもらえる最適な食品工場を工場事業者様と一緒につくりたいと当社は考えております。
日々、いのちを支える食をつくり出されている工場事業者様にとってファクトリオが最適なパートナーになる事をお約束いたします。

FACTRIO（ファクトリオ）の3つの特徴

ファクトリオは、食の安全を守る施設を提供するプロフェッショナルとして、
社会的課題の動きをいち早くキャッチしお客様の課題解決をご提案します。

食品工場に特化した設計・施工の知識

永年に渡り数多くの食品関連施設の施工実績があります。
その経験を活かし、オーダーメイドのより良いご提案をさせて頂きます。

ISO・HACCPの無料相談

まずは無料のご相談サポートをご利用下さい。
当社では、生産設備メーカーとタイアップしており、ISO・HACCPに関する連携体制も整えています。
また、現在メンテナンスをされている機械メーカー様とも連携を取らせていただき最適なご提案をさせていただきます。

アフターメンテナンスサポート

施工後のアフターメンテナンス（定期点検等）を実施。
工場の仕様変更やその他、ご相談があれば迅速にご対応致します。

食品工場専門ブランド「ファクトリオ」の課題解決solution

2020年は、新型コロナウィルスの感染の拡大によって、外食業をはじめとして食品業界も大きな打撃を受けました。
一方で、入館時の体温測定や施設内の殺菌・消毒、パーテーション、換気設備など、施設の安全・衛生対策において新たな需要が生まれました。
施設の自動化、ノンフロン対応、受動喫煙防止、BCP対応など、お客様のニーズも日々、多様化しています。ファクトリオは、食の安全を守る設備・機器対応をはじめとして、感染症の予防やISO・HACCP認証・運営サポート、出退勤管理・セキュリティシステムなど、お客様のお悩みを解決するソリューションをご提供します。

1. 感染症の予防対策

手指消毒器

感染症の予防対策では、ノータッチ式薬液ディスペンサーをおすすめしています。手動の薬液手押しの場合、交差汚染のリスクとなります。幅広いウイルス・細菌に効くアルコール手指消毒剤は、衛生管理を確実にできる方法として、多くの施設で採用されています。

自動水栓

当たり前の考えですが、手洗い設備は、水栓や器具などに触ることなく洗浄できるものが最適です。食品工場の前室（サニタリールーム）での手洗い徹底や、トイレからの菌・ウイルス持ち出し防止のための手洗い徹底にも役立ちます。

2. 出退勤管理・セキュリティシステム

監視カメラの設置

フードディフェンス対策として最適な位置へのカメラ設置をご提案いたします。施設内に不審者の侵入がないか、製造中の食品に対し適切な作業が行われているかチェックします。トラブルを未然に防ぐ抑止力にもなり、万が一トラブルが発生した場合は迅速な原因究明ができる効果があります。

入退室および工程の記録・管理

入退室管理システムにより、従業員の勤怠管理のほか、不審者の侵入を防ぐことができます。誰がいつ、出入りしたかの記録を厳密に管理することが重要です。

3. ISO・HACCP認証・運営サポート

ISO・HACCP認証の取得サポート

国際認証機関SGSジャパン公認のHACCPトレーニングなど、HACCP、ISO22000、FSSC22000などの食品安全・衛生に関する認証取得をサポートします。

衛生管理計画や温度管理のデジタル化

HACCP対応では、日々の作業を監視し記録を残す衛生管理計画の運用が必要になります。自動で温度計測できる温度ロガーや、タブレット上での帳票作成ツール導入によって、手書き時に起こる記載ミス、記載漏れを防ぎ、管理作業の適正化と時間短縮を実現します。

4. 食の安全を守る設備・機器対応

ドックシェルターによる開口部の気密化

ドックシェルターは、倉庫や工場の搬入口と、トラックやコンテナーとを隙間無く密着させます。屋外と屋内の空気の流出入を防ぎ、室温を一定に保つのに役立ちます。また雨風・埃・害虫の侵入もカットできますので、クリーンな環境を必要とする場所に最適です。

捕虫器による虫の除去

捕虫器は、錆で現場を汚染しないものを選びます。クサリからビスまで錆びにくいオールステンレス仕様の場合、あらゆる方向からのジェット噴流に耐えられる防水性能があり、チリやホコリに強い防塵性能を備えています。

LEDライト（HACCP向け照明器具）

食品工場や学校給食室などの場合、LEDライトは、ホコリの侵入・付着を軽減する構造がよいです。飛散しにくい樹脂カバーとし、異物混入を防ぎます。帯電防止アクリルパネルを採用し、ホコリが付着しにくい器具、拭き取りやすい形状とします。

スライド式自動扉

作業上、出入りの多い開口部では、扉に直接手を触れないスライド式自動扉がおすすめです。荷役作業での負担を減らし、短時間で効率よくできるため、外気の侵入・拡散も最小限に防ぎます。

給排気フードによる換気・空調コントロール

換気設備は、カビや結露の発生を防ぐため、特に熱や湯気の発生する箇所を効率良く換気する設備がおすすめです。発生する蒸気や熱量を計算し最適な機器の選定を行うことにより、作業エリア全体への熱や湯気の拡散を抑えるとともに、換気風量を抑え空調ロスも低減することができます。

最適な床仕様

厨房・給食センター・食品工場・食品倉庫など、塗床や長尺シートなど用途に合わせたものを選定することにより、食品の衛生管理や病原菌の感染予防などに貢献します。

ステンレス製集塵機

高度な衛生管理を求められる食品や薬品の生産工場では、頻繁に集塵機内部の洗浄、およびメンテナンスが必要となります。蓋やフィルター等の主要部品の着脱がレバー操作のみで簡単に取り外しができるものがおすすめです。作業時間の短縮や異物混入の防止にもつながります。

エアシャワー

作業員に付着している塵埃を清浄化された高速ジェットエアで吹き飛ばす装置です。クリーンルームの人の出入りに不可欠なエアシャワー、局所クリーン化のためのファンフィルタユニットをはじめ、各種クリーンエアシステムを設置します。ただし昨今ではこのエアシャワーが逆に塵埃を巻上げ、衣類に付着させるため、ローラー掛けのみで対応するという企業様も増えてきております。どちらが正とは申し難い点もございますが、生産品目や動線・配置などを考慮し、ご検討させていただきます。